根掛りしにくい自立式オモリの製作

2016年5月10日(火) 眩影さん提供

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湖西に多いゴロタ浜での根掛りを軽減するオモリについて、製作方法のご紹介です。写真1-①の白いのがそれです。

まずナスオモリが何故根掛りするかというと、浜の石より小さくて糸を結ぶ管までスッポリ石の間に入るから、糸が石に噛んでそのまま引っ張るとオモリが石に挟まるわけです。これは以前ご紹介した、大きな岩がゴロゴロした場所でも岩の上を滑るチヌボンボン(写真1-②)を使っても多少マシなだけでゴロタに糸が噛んだらやはり根掛りします。
逆に言えば、糸を結ぶ管が常に石の上に出てれば根掛りしないのです。そこで、ひょろ長い「自立式オモリ」を作ってみました。写真2のように水中で立つので、管は必ず石の上に出ます。本体は石の間に入りますが、先細り形状なので軽く挟まることはあってもガッチリ噛むことはなく、しゃくれば外れます。
構造はオモリと浮体(発泡スチロール)を組み合わせて管をつけただけです。浮体の浮力はわずか0.5gなので、管は金属でなく糸で作って軽量化してあります。
写真1 写真2
【材料】
1. ブレットシンカー(3/16オンス=5g):ワームを使ったバス釣りの代表的な仕掛け、「テキサスリグ」に使う砲弾型中通しオモリ、釣具店のバス釣りコーナーにあります。浮体が付くので仕上がりの水中重量は1.2号相当になります。もちろん違うサイズのシンカーで作っても構いません。
2. ウキ素材の発泡スチロール棒:直径7mmで中央に穴が開いてるものを釣具店で買ってきて、長さ5cm以上にカットします。短いと浮力が足らず波でフラフラしますので、最低5㎝必要です。片方の端を丸く削ると見栄えがいいですが、気にしなければ切りっぱなしで結構です。
3. 太めの糸とビーズ:木綿糸でもいいですが、私は耐水性のよい鯉の吸い込み糸(ナイロン編糸)を使いました。
4. 0.5mm径ぐらいの銅線:軟質の金属なら真鍮でもステン軟線でも結構です。
5. 8mm径の熱収縮チューブ(80℃収縮のもの)、または接着剤
【加工手順】
1. 糸を20cmほど切り、2つ折りにして先に8の字結びで小さいチチワを作ります。これが管になります。
2. ビーズを通し、写真3-①のように大きい輪の長さが4cmぐらいになるよう反対の端を結びます。
3. 写真3-②のように銅線をブレットシンカー、浮体に通します。
4. 銅線の先を1cmほど折り返し、上記 加工手順2. の輪を引っ掛けて浮体の中に引き込みます。
5. 全体が棒状になるまで銅線を引き、写真3-③のようにシンカーの先で折り返して、シンカーの先端2mmぐらいをペンチで銅線ごと潰して固定します。はみ出た銅線は切ります。
6. オモリと浮体の継ぎ目に1cmほどに切った熱収縮チューブをかぶせ、熱湯で収縮させて完成。あるいは、加工手順5.の工程でシンカーと浮体の間に接着剤を付けて一体化させてもいいと思います。接着剤を使う場合は、水に強いスーパーXとかエポキシ接着剤が良いと思います。
さらに浮体部分にホログラムシートなどを貼って集魚オモリにしてみるのも面白いかと思いますが、私は無塗装ですませてます。先日蓬莱の浜でこれを使い、浅場で底をトントン叩くミャク釣りをしてみたり、ウキ留めを付け忘れて底をズル引きしてしまったり、意図的にオモリが着底したまま波に揉ませてみたりしましたが一度も根掛りしませんでした。
写真3
このオモリにはもう一つメリットがあります。普通のオモリはしゃくって浮き上がると真下に沈みますが、このオモリは「バックスライド」といって斜め上にオモリを引いて糸を緩めると元あった方向へ斜め下に沈むのです。つまり、沖に入れた仕掛けをしゃくった時普通のオモリより手前に寄りにくく、沖目狙い有利の湖西では便利です。アジなどのルアー釣りで、投げた仕掛けをしゃくりながらゆっくり手前に寄せてくるために使う「アジキャロ」という中通しオモリをヒントにしてます。速く手前へ寄せたい時は、しゃくった後竿を上げたまま止めて糸を張るとゆっくり真下に落ちます。
注意点ですが、この自立オモリは大きい岩がゴロゴロした所では岩の隙間に落ちてかえって根掛りすると思われます。石積み護岸での釣りならチヌボンボンタイプがいいです。ちなみに、私は瀬田川とか彦根港とか毛馬閘門とか、足元から水深があるが底の藻がかりが酷く、表層中心に釣りたい場所では写真1-③の緑の「オモリ」を使います。これの正体は、メバルのルアー釣りに使う「スローシンキングフロート」という、ゆっくりした速度(1mあたり5秒)で沈む飛ばしウキに管をつけたものです。普通のオモリでも、しゃくった後に竿の操作でじわ~っと沈められますが、これ使うとしゃくって竿先を少し下げるだけでオモリ任せでじわ~っと沈められて楽なのです、手抜きアイテムですね(笑)。オモリなしのラセンを一番下に付けて同じことをすることが多いのですが、仕掛けが軽すぎるので風がある時はこのフロートを使います。
以上、興味がございましたらお試しください。

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